ノンシリコーンシャンプーって?
公開日:2020.09.02
シャンプーはノンシリコーンを選んでいる方はいらっしゃると思いますが、ノンシリコーンシャンプーについて正しく理解していますか?ノンシリコーンシャンプーとは何かということと、メリット・デメリットについてご紹介します。
目次
ノンシリコーンシャンプーとは?
シリコーンはシャンプーに配合されている成分を安定させたり、シャンプー中やすすぎの際の髪の絡まりを防いだり、洗い上がりをしっとりまたはサラっとさせる、髪に艶を出す。などの目的で配合されている成分で、成分表ではメチコン、シリル、シロキサンなどと表記されます。これらの配合されていないシャンプーのことをノンシリコーンシャンプーと呼びます。
ノンシリコーンシャンプーのメリット・効果
すすぎ残しのリスクが少ない
シリコーン配合のシャンプーだとすすぎ残しがあった場合。頭皮に残ったシリコーンが原因でニキビができたり、フケやかゆみにつながります。ノンシリコーンシャンプーだとこのリスクは軽減はされますが、そもそもすすぎ残しが頭皮や髪に良いわけはないので、もしトラブルが出ている方はシャンプーの仕方をもう一度見直してみる必要もあります。
サラサラとした素髪の状態
シリコーンによるコーティングがないので素髪の状態に近づいていきます。ただトリートメントにシリコーンが入っている場合は素髪とは言えないのでトリートメントの成分もチェックしてみてください。ノンシリコーンなら洗い上がりが軽く素髪を実感できると思います。
トップのボリュームが出やすくなる
シリコーンによるコーティングがない分髪の毛に軽さが生まれる根元が立ち上がりやすくなります。ふんわりとしたヘアスタイルが作りやすくなります。
ノンシリコーンシャンプーのデメリット
摩擦などの刺激に弱くなる
コーティングがなくなるので髪同士の摩擦が強くなってしまいます。摩擦はキューティクルが剥がれてしまう原因にもなりますのでシャンプー後につけるオイルなどでカバーしてあげる方が良いです。
シャンプー中にきしむ
シリコーンはシャンプー中の髪同士の擦れによる摩擦も緩和してくれますが、ノンシリコーンシャンプーはシャンプー中にきしむ傾向があります。
絡まりやすくなる
朝起きた時に絡まりやすくなるケースもあります。洗い流さないトリートメントでケアをすることで改善はされます。
補修効果はあまり期待できない
シリコーンによるコーティングがないということは内部からも成分が流出しやすいということです。せっかく補修成分が浸透してもすぐに流出してしまっていてはあまり意味はありませんし、カラーやパーマでキューティクルの損傷している方にはそもそも適さないと考える方が良いです。
シリコーンが配合されているシャンプーを使うのかノンシリコーンシャンプーを使うのかの選択肢は自由です。ただし、シャンプーの1番大事な部分は自分の髪質や状態に合っているかどうかなので、そこを重視して選択しましょう。もし判断にどうしてもフィルターがかかってしまう方は一度プロに勧められたのを使い切るまで試してみるのも良いと思います。