薄毛は男性ホルモンが原因?

男性が歳を重ねると直面する問題の薄毛。女性は男性よりは薄毛に悩む方は少ないですが、薄毛に悩まれる方は意外と多いです。 女性がどうして薄毛になるかということと対策をご紹介します。

髪にも重要な女性ホルモン

髪にはヘアサイクルがあり成長期、退行期、休止期、新生期を繰り返しています。
髪の毛が伸びている状態が成長期、その活動が弱まる退行期、活動が完全に止まる休止期、新しい髪が生え始める新生期のように髪を作り出す細胞の活動具合によって分けられますが、この休止期には毛細血管が萎縮します。そして休止期を終えると毛細血管か再構築され髪の毛が作られ始めますが、この時にVEGF-Aという毛細血管を構成する細胞を増殖させる遺伝子が深く関わってきます。
このVEGF-Aは女性ホルモンの支配下にあるため結果的に女性ホルモンは髪にとって大変重要な存在であるといえます。

男性ホルモンと髪の関係

男性ホルモンのテストステロンは血液中の5αリダクターゼという酵素によりジヒドロステロンというホルモンに変化します。このジヒドロステロンは髪の成長を止めて、退行期へと進めてしまいます。そうなると成長期が短くなるため全体の80%ある成長期の髪の割合が減少していき、結果薄毛となります。

薄毛とホルモンバランス

このようにホルモンの影響を強く受ける髪ですが、本来人間は男女により差はありますが女性ホルモンと男性ホルモン両方を持ち合わせていて、一定の割合でバランスがとれています。しかし、この割合が崩れると様々な影響が出てきます。髪も例外ではなく、女性が閉経などの後に女性ホルモンが低下して男性ホルモンの割合が増えると男性型脱毛症で薄毛に悩まされます。
また女性特有の薄毛の原因として慢性休止期脱毛症というヘアサイクルの休止期が長くなる脱毛症もありますが、こちらはまだよく分かっていない事が多く、なぜなるかなどの原因は不明です。
薄毛の悩みがホルモンと関係がある事がわかりましたがどのような対策をすれば良いかも合わせてご紹介します。

バランスの良い食事

健康はまずは食事からですよね。髪を増やす食材はありませんが、健康と髪の関係は確かにあります。健康的な食生活で栄養を摂取していれば身体の働きは維持されそれが髪の成長へと繋がります。

ストレスを溜め込まない

強いストレスを感じると自律神経が乱れホルモンもバランスを失います。適度な運動習慣や趣味などでストレスを発散する様にしましょう。

規則正しい生活

睡眠や生活リズムもまた健康には大切です。乱れていると感じる方は生活習慣を整えましょう。

紫外線対策

頭皮や髪のダメージの元になります。頭皮にダメージがあると健康な髪も生えてきません。外出時などは特にしっかり紫外線対策もするようにしましょう。

頭皮マッサージ

マッサージをして血行をよくするのも薄毛対策には重要です。血流量を増やすことで髪を作る細胞にも栄養がいきやすくなり活性化されます。
女性にもある薄毛の悩み、できるなら抱えたくないですよね。しっかり対策を行うことで予防にもなりますし、すでに気になり始めた方も改善していく場合もあるので諦めずに健康でキレイな髪でいれるようにしていきましょう。

おすすめコラム

カテゴリー一覧

年別一覧

ページトップへ戻る